みなさん。こんにちは。夕霧千尋です。前回でスターアライズのドリームフレンズ技集が終わりました。(最後の方、乗っ取られ続けたけど・・・)
今回からは新しい企画を始めたいと思います。カービィの面白いポイントは様々ですが、その一つがポーズ画面における説明です。カービィのコピー能力や使っている乗り物、戦っているボスによって説明文が変わります。その中にはコピー能力の使い方やボスの弱点、意外な裏設定が明らかになることもあります。今回はそんなポーズ画面の中からボス戦におけるポーズ画面を紹介したいと思います。その第一弾が「星のカービィ トリプルデラックス」です。
このゲームから全てのボスにおいてポーズ画面が独自の説明文が載るようになりましたので明らかになった数多くの設定とそれに対する感想を書いていきたいと思います。
過去記事は以下から
上が通常版 下がDx版です。元々はただの小さな花でしたが、タランザの魔法によって戦闘能力を持ちました。1面ボスとしてはかなり強いです。ご丁寧にウィスピーウッズとの関係は不明と言われていますが、親戚か何かでしょうか。スターアライズでは小惑星フォルナにもウィスピーウッズがいたのでフロラルドにいてもおかしくはないですが・・・。そういえばウィスピーウッズって元々何でできたのでしょうか?もしかしてウィスピーウッズも誰かの魔法によって・・・?
絵画に書かれていた魔女の絵が実体化したものです。この説明から「タッチ!カービィ」に登場したドロシアとの姉妹関係が示唆されています。どちらも魔法の絵筆で描かれ、長い間顧みられることなく、復讐心を持って実体化したという点が共通しています。
この二人、さらにスターアライズにいた「ビビッティア」も含めた三人が三姉妹だったのでしょうか。そうなると彼女たちを描いた主は同一人物ということになります。魔法の絵筆を持って彼女らを描くも省みることのなかった主とはいったい何者でしょうか?(まさかアドレーヌとかペイントローラーとか・・・?)
・クラッコ
カービィシリーズお馴染みの関門ボスです。浮遊大陸までテリトリーどころか空のパワーが味方してこれまで以上に強くなっているようです。
その証拠に巨大な雷、天からの災雷を使います。そのうえ、空がある限り決して消滅しないという不死身の身体の持ち主であることが発覚しました。さすがに初代から何度もカービィにやられても消えないだけのしつこさは伊達じゃないですね。
わざわざ弱点を書いてくれているので初めて戦う人でも安心して頭を狙えます。コピー能力によっては難しいこともありますが。本来は太古の人々により平和のシンボルとして崇められていたものなのに、タランザのせいで災いをもたらすことになってしまうとは皮肉なものです。
いろいろな意味でカービィシリーズでも有名なキャラになったヴォルゲロムの初登場です。体が完全に火山に適応しているらしく、コイツにとって溶岩とは水、岩石は食べ物だそうです。
現実にも灼熱や極寒、高圧や深海など極限状態と呼ばれる場所で生き抜くために進化を遂げた生物はいます。ヴォルゲロムも数百年の時を経て進化をした種族なのかもしれませんね。
・マスクドデデデ
上がマスクトデデデ、下がマスクドデデデリベンジです。この仮面はウルトラスーパーデラックスで初登場しましたが、この度再登場しました。
タランザの操りの魔法にかかっているとはいえ、さすがに本気を出すと強いのが大王様。今作はデデデが裏主人公といってもよいぐらいデデデが活躍してますが、この戦いでも従来のハンマーではなく、巨大なアクスを振り回すという新たな一面をみせた大王様。その姿に誰もが驚愕したでしょう。
・クィン・セクトニア(第一形態)
登場した時は非常に美しいが、悪しき心の持ち主で支配欲が異常に強く、天空の民を虐げてきた悪の女王といった感じでした。しかし、セクトニアは元からこうではなく、個々に至るまでに様々な過程があったことが窺えます。元々は仲の良いセクトニアとタランザだったのにセクトニアが美に捕らわれてから変わってしまったようです。そしてセクトニアが美に捕らわれてしまったきっかけは・・・
・セクトニアヴァイン
ワールドツリーに寄生したセクトニアが自分の城を蔦で覆った時の姿です。元々寄生能力をもっていたセクトニア一族は他者に乗り移ることで新たな美しさを得て生き延びていたようです。
しかし、後の説明を見る限りその代償もあるようです。いずれにしろ、ポップスターは女王の身体に覆われ、大ピンチ。カービィは大王たちと協力し、最後の戦いに挑みます。
・ブラックデデデ
ブラックデデデの登場以上になぜこの鏡が女王の間に飾られていたのかが疑問です。なんでもセクトニアの美しさを保つため、タランザが捧げたもののようですが・・・。
大王の心の影は相当に強いことが窺えます。メタナイトの影といい勝負できそうです。ところでこのブラックデデデを略してブラデと呼ぶのはブラッド・ピットを略してブラピと呼ぶののオマージュでしょうか。
・ダークメタナイトリベンジ
本当にコイツはまさかまさかの再登場です。初めて見たときは心底驚きました。カービィによってやられましたが、消滅したわけではなく、封印されただけのようです。
今回はデデデにやられましたが、後にスターアライズに出ていることを見ると今回も消滅したわけではないようです。コイツ以外にもギャラクティックナイトやバルフレイナイトなどナイト系の敵はいますが、いずれもクリア後の裏ボスを務める強敵です。
美しさと禍々しさを両立させたこの姿。美のみを追い求め、それ以外を切り捨てたために暴走し、側近タランザを思いも言葉も届くことはなくなってしまいました。
また、タランザの送る捧げものというのは、「ディメンションミラー」や「きせきの実」だと思いますが、それらがセクトニアの心を狂わせてしまったことを考えるとタランザが秘めた思いはただセクトニアの野望のためだけに使われ、タランザの本心までは届かなかったのですね。
ストーリーモードの時点で自我を失っていたかは不明ですが、ソウル時には完全に自我を失っているようです。文はどちらも「永遠なる・・・眠りを!」と締めくくられています。セクトニアを止めるにはもはや永遠に眠らせるしかないのでしょうか…。一体セクトニアが追い求めていた先には何が待っていたというのでしょうか。
・セクトニアソウル第二形態
説明と言った感じのこれまでの文から一転。助けを求めるような言葉になりました。おそらくセクトニアの心の叫びであると思われます。さっきまではタランザの声も聞こえていたようですが、ついにその言葉すら聞こえなくなったようです。
また、セクトニアの一人称は「わらわ」だったはずですが、ここでは「わたし」になっています。支配に取りつかれる前のセクトニア本来の一人称がわたしなのだと推測できます。
セクトニアはただ美しさを求めるあまり、かつての姿を、記憶を、側近を、何もかもを捨ててここまで来ました。しかし、そんな彼女が最後に求めたものは永遠なる眠り。下界の勇者たるカービィは最後の最後にセクトニアの願いにこたえる形となったのでした。
それでは今回はここまで。次回は「ロボボプラネット」の説明を紹介したいと思います。